浅充電/浅放電
ポータブル電源をできるだけ長く使い続けたいと思ったことはありませんか。実は、バッテリーの寿命は日々の「使い方」に大きく左右されます。特に「浅充電・浅放電」を意識することが、製品を長持ちさせる秘訣です。
まず、バッテリーの寿命を理解する上で重要な2つの用語について説明します。
DoD(放電深度)とは
DoD(Depth of Discharge)とは、バッテリーをどれだけ深く使ったかを示す割合です。例えば、100%充電された状態から30%まで使うと、DoDは70%になります。この数値が小さいほど、バッテリーへの負担は軽くなります。ただしバッテリーの種類によって最適なDoDは異なります。
SoC(充電状態)とは
SoC(State of Charge)とは、バッテリーがどれだけ充電されているかを示す割合です。スマートフォンのバッテリー残量表示と同じで、100%が満充電の状態を指します。
「浅い充電」とは、バッテリーを100%まで満たさずに、80%や90%など上限を決めて充電を止める使い方を指します。
「浅い放電」とは、バッテリー残量が0%になるまで使い切らず、20%や30%など余裕を持った状態で充電を始める使い方のことです。
この2つを組み合わせ、バッテリーの充電状態(SoC)を一定の範囲内(例:20%~80%)に保つことが、バッテリーを長持ちさせるコツです。
では、なぜ浅い充放電がポータブル電源やバッテリーの寿命を延ばすのでしょうか。
一般的に、バッテリーは満充電や完全放電に近い状態で繰り返し使うと、寿命が短くなることがあります。これは、バッテリー内部の素材に過度な負荷がかかるためです。
・満充電の状態:バッテリー内部の素材に常に高い圧力がかかっているようなもので、電解液の劣化や不要な物質の発生を促進し、性能を低下させます。
・完全放電の状態:エネルギーを無理に引き出すことで、電極の構造がダメージを受け、元に戻りにくくなることがあります。
完全に充電された状態に近づくほど、バッテリーセルへの負担が大きくなり、劣化が進む傾向があります。高い充電状態(SoC)が続くと、劣化につながる化学的な反応が起こりやすくなるため注意が必要です。
関連記事:ポータブル電源は充電しっぱなしでも大丈夫?バッテリー寿命・安全性を解説
Jackery ポータブル電源の特徴
こうしたバッテリーの性質を踏まえ、Jackeryの一部ポータブル電源では、アプリにより充電状態を85%まで、放電深度を15%まで設置することができます。15 %~85 %の継ぎ足し充電は、ポータブル電源の寿命を約30%引き伸ばせます。
関連記事:Jackery アプリの機能詳細と使い方、ポータブル電源との接続方法を徹底解説