ポータブル電源の製品知識
ポータブル電源とは、内蔵された大容量のバッテリーに電気を蓄え、スマホだけでなく、冷蔵庫や電気毛布などさまざまな電気製品に電力を供給できる、持ち運び可能な電源装置です。「ポタ電」とも呼ばれています。
事前に家庭用コンセントやソーラーパネルなどから充電しておくことで、停電時や電源のない場所でも、家電を動かすことができます。災害への備えや、キャンプ、車中泊、屋外での作業など、さまざまな場面で役立ちます。
ポータブル電源は、主に電気を蓄える「バッテリー」、電気を家庭で使える形に変換する「インバーター」、そして電気製品をつなぐための「出力ポート」といったパーツで成り立っています。
バッテリーへの蓄電
ポータブル電源本体の内部には、三元系リチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池(LiFePO4)が内蔵されており、電気を蓄えることができます。蓄電の方法は、家庭のコンセントや車のアクセサリーソケット、ソーラーパネルからの充電が一般的です。
インバーター機能
ポータブル電源は、バッテリーに蓄えられた直流(DC)の電気を、家庭用コンセントと同じ交流(AC)の電気に変換するインバーターという装置を内蔵しています。この機能により、スマートフォンだけでなく、消費電力の大きいドライヤーや炊飯器などの家電も使用できます。
多様な出力ポート
ポータブル電源には、使用する電気製品に合わせた複数の出力ポートが備わっています。
AC出力ポート:家庭の壁コンセントと同じ形状で、冷蔵庫や扇風機など多くの家電をそのまま接続して使えます。内蔵インバーターが作る電気は家庭用電源と同等の純正弦波のため、パソコンのような精密な製品も安心して利用できます。
USB-A / USB-Cポート:スマートフォンやタブレットを充電します。USB Power Delivery(USB PD)対応ポートはノートパソコンなどへの急速充電ができるほか、モデルによってはポータブル電源本体を充電する入力ポートとしても機能します(双方向充電)。
DC出力ポート:車のアクセサリーソケット(シガーソケット)と同じ形状が一般的です。ポータブル冷蔵庫など、直流(DC)で動くよう設計された電気製品を直接接続できます。ACコンセントを介さず直接DCで電力を供給するため、電力の変換ロスが少なく効率的です。
このページでは、ポータブル電源のバッテリー種類や寿命、定格出力といった性能に関する知識から、選び方、使い方、保管方法までを詳しく解説します。ご興味のある項目を、目次からご覧ください。