発電ロスについて
ソーラーパネルでポータブル電源に充電する際に、ソーラー充電時の入力ワット数が、ソーラーパネルの公称出力を下回ることがあります。その理由は下記:
①配線と変換で生じる電力損失
ソーラーパネルで発電した電気がポータブル電源に届くまでの間には、電力の損失が発生します。充電ケーブルや接続部分にはごくわずかな電気抵抗があり、そこで電力の一部が熱に変わります。
また、ポータブル電源の内部では、ソーラーパネルからの電力をバッテリーへ最適に充電するために、DC-DCコンバーター(電圧を変換する回路)などが動作します。この変換の過程でも、避けられない電力のロスが生じます。
②入力条件の不一致による制限
ポータブル電源には、安全に充電をおこなうため、受け入れられる電圧・電流・電力にそれぞれ上限値が定められています。
この上限を超える電力が入力されると、製品を保護する機能が働いて充電を制限したり、停止したりします。
ソーラーパネルの接続枚数や接続方法(直列・並列)がポータブル電源の入力範囲に合っていない場合も、発電能力を最大限に引き出すことができません。
例えば、Jackeryポータブル電源1000にソーラー充電する際に、100Wのソーラーパネルを2枚接続して充電する際に、入力電力は135Wしかないという問題があります。通常、100Wソーラーパネル2枚で約11Aの充電電流が得られますが、Jackeryポータブル電源1000の充電電流は7.5Aに制限されているので、100Wのソーラーパネルを2枚接続しても2枚分の全力(200W)を発揮することはできません。
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③公称値と実環境の差
ソーラーパネルの仕様書に記載されている公称出力は、管理された一定の条件下(標準試験条件:STC)で測定された理想的な発電数値です。
実際の環境では、様々な要因によって発電効率が変動します。主な要因は以下のとおりです。
・太陽光の強さや、ソーラーパネルに光が当たる角度
・ソーラーパネル本体の温度(特に高温下では効率が低下します)
・雲、建物、木の枝などによる影
・ソーラーパネル表面のホコリや汚れ
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