目次
ホーム
バッテリーの種類
ポータブル電源の心臓部ともいえるバッテリーには、主に「リン酸鉄リチウムイオン電池」と「三元系リチウムイオン電池」の2種類があります。このページでは、この2種類のバッテリーの違いについて分かりやすく解説します。
● 三元系リチウムイオン電池
三元系リチウムイオン電池は、正極材料に3種類の元素(三元系)を用いたリチウムイオン電池です。主にニッケル、コバルト、マンガンを組み合わせたニッケル・コバルト・マンガン酸リチウム(NCM)などが使われます。
もともとリチウムイオン電池の正極にはコバルト酸リチウムが使われていましたが、性能の向上やコストを抑える目的で、複数の素材を組み合わせた三元系材料が開発されました。
・ニッケル(Ni):N
・コバルト(Co):C
・マンガン(Mn):M
・アルミニウム(Al):A
三元系リチウムイオン電池の電圧は、公称電圧が約3.7V、充電制限電圧が約4.2Vです。
(一部の高性能なタイプでは、これらの電圧がわずかに高くなる場合があります。)
●リン酸鉄リチウムイオン電池
リン酸鉄リチウムイオン電池は、正極材料にリン酸鉄リチウム(LiFePO4)、負極材料に炭素を用いたリチウムイオン電池です。電池単体の定格電圧は3.2V、充電完了時の電圧は3.6V〜3.65Vが一般的です。
その長寿命と耐久性の高さから、現在Jackeryのポータブル電源は、このリン酸鉄リチウムイオン電池に切り替わっています。
関連記事:リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは?メリットやデメリットを紹介
●リン酸鉄リチウムイオン電池と三元系リチウムイオン電池の比較
それぞれの電池の主な長所と短所は以下のとおりです。
| 项目 | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO₄) | 三元系リチウムイオン電池(NCM/NCA) |
| サイクル寿命 | 2,000〜6,000回程度 | 500〜1,500回程度 |
| エネルギー密度 | 低い(重く大きくなる) | 高い(軽量・小型化に有利) |
| コスト | 材料コストが高く価格に反映されやすい | 材料が安価でコストを抑えやすい |
| 低温特性 | 低温下で性能低下しやすい | 低温環境でも比較的安定して動作 |
| 高温耐性 | 熱安定性が高く、高温性能に優れる | 熱安定性が低く、優れたBMSシステムが必要 |
| 環境負荷 | コバルトを使用しないため環境負荷が小さい | コバルト使用により資源・環境問題あり |
このセクションにあるもの
このページは役に立ちましたか?
はい
いいえ
皆さまのご意見は大変貴重です。改善のためにぜひご意見をお聞かせください。
送信する
ご意見ありがとうございます!